ヘアカラーの基本知識と種類

ヘアカラーの基本知識と種類

コスメ初心者

「ヘアカラー」の種類とその特徴を教えてください。

コスメマニア

ヘアカラーの種類は主に3つあります。永久染毛剤、半永久染毛料、一時染毛料です。それぞれの特徴について説明します。

コスメ初心者

永久染毛剤の特徴を教えてください。

コスメマニア

永久染毛剤は、毛髪内のメラニン色素と反応して不溶性の色素を生成し、毛髪に定着するため、染まりがよく、色持ちもよいです。ただし、毛髪へのダメージが強く、アレルギー反応を起こす可能性があります。

ヘアカラーとは。

-ヘアカラー-

ヘアカラーとは、髪を着色する総称です。染毛剤や染料とも呼ばれます。染毛の歴史は古く、紀元前3000年のエジプトではヘナという植物を使った例が見られます。日本では明治中期まで、鉄とタンニンで作るお歯黒が白髪染めに使われていました。

ヘアカラーの目的としては、白髪を目立たなくすることと、髪色にバリエーションを持たせることが考えられます。日本では白髪染めが一般的でしたが、1990年代半ば以降の「茶髪ブーム」により、後者も広く普及しました。

ヘアカラーの種類はさまざまですが、染色堅牢度や染色メカニズムから、大きく永久染毛剤、半永久染毛料、一時染毛料に分けられます。

-永久染毛剤-

別名酸化染毛剤、ヘアダイとも呼ばれます。薬事法上では「染毛剤」に分類されます。もともとアメリカで開発されたもので、現在でも市場シェアが高いです。

現在、多くの永久染毛剤に使われている酸化染料であるp-フェニレンジアミンは、1863年にドイツのホフマンによって発見され、1888年にフランスのモネによってヘアカラーとして商品化されました。この技術は明治時代に日本に導入されましたが、当時は染料を空気酸化させて発色させたため、染色に2~3時間かかっていました。

大正時代になると、p-フェニレンジアミン溶液を過酸化水素で酸化発色させる白髪染めが登場し、染色時間を20~30分と大幅に短縮することができました。その後、技術的な進歩はなく昭和時代に入ると、p-フェニレンジアミンにアミノフェノールなどのカップラーを共存させ、アンモニアを配合した染料溶液と過酸化水素溶液を使うヘアカラーが登場しました。これが現在の2液式ヘアカラーの基本形となり、白髪染めの色が、それまでの黒だけでなく、自然な褐色や栗色などのバリエーションが作れるようになりました。また、アンモニアと過酸化水素の作用により、染毛と同時にブリーチもできるため、明るい仕上がりが可能になりました。

酸化染料は、中核となるp-フェニレンジアミンなどの染料中間体、それら同士を組み合わせてさまざまな色調を作るカップラー、それ自体が色を持つ直接染料で構成されています。酸化染毛剤は、酸化染料が毛髪内に浸透して酸化重合によりできた不溶性色素が毛髪に定着するため、染まりがよく色持ちも良いです。ただし、毛髪への影響が強く、使用に注意が必要です。また、酸化染料によってはアレルギーを引き起こすものもあり、使用前にパッチテストが義務付けられています。

-半永久染毛料-

別名酸性染毛料、酸性ヘアカラー、ヘアマニキュアなどと呼ばれます。着色剤としてアゾ系の酸性染料が主に用いられ、染色性を高めるためにベンジルアルコールが配合されています。酸性染料は、pHが低いほど染色性が高いため、クエン酸などでpHを毛髪等の電点以下の酸性側に調整されています。

染色メカニズムは、酸性側でプラスの電荷を持つ毛髪ケラチンのアミノ基と、マイナスの電荷を持つスルホン酸基を有する酸性染料がイオン結合で着色すると考えられています。染着部位は毛髪の表面付近なので、シャンプーで徐々に色落ちし、色持ちは比較的短いです。しかし、酸化染毛剤のようなアレルギーの心配がなく、毛髪へのダメージも少ないため、使いやすいという利点があります。なお、酸性染料の染色性を調整し、数回の使用で徐々に髪が染まるように設計されたカラーリンスもこのカテゴリに分類されます。

半永久染毛料には、染色性に優れた酸性染料のほか、塩基性染料や非イオン性のニトロ化合物に代表されるHC染料も使われています。これらは酸性染料より染色性は劣りますが、それぞれ塩基性、中性で発色が向上し、酸性染料より皮膚への汚着が少ないという利点があります。今後、安全性が確認されれば、半永久染毛料への使用が拡大する可能性があります。

-一時染毛料-

毛髪の表面を色材で覆う染毛料です。カーボンブラックや着色顔料が主に使われ、酸性染料が使われることもあります。さらに、色材を毛髪表面に固着させるために、樹脂や固形油分が用いられます。染着部位は毛髪の表面に限られるため染色堅牢性は低くなりますが、逆にシャンプーで簡単に洗い流せ、一時的に髪色を変えるのに適しています。生え際などの白髪隠しや、部分的に髪に色をつけるのに向いています。

剤形は、使用部位や使用目的により、マスカラタイプ、マジックペンタイプ、ヘアスティックタイプからスプレータイプ、ヘアワックスタイプなどさまざまです。

-皮膚障害-

ヘアカラーによる皮膚障害で問題になるのは、主に酸化染料を使ったタイプです。酸化染料であるp-フェニレンジアミンなどのアミン類は、皮膚障害を引き起こしやすいです。また、アンモニア、過酸化水素も使用しているため、安全性の確認は十分に行う必要があります。そのため、酸化染毛剤を使用する人は、使用前に必ずパッチテストを行い、酸化染料によるアレルギー反応の有無などの安全性を確かめる必要があります。

-毛髪の損傷-

永久染毛剤は、酸化染料、アルカリ剤、過酸化水素を主要成分としており、これらの化学反応によって染毛と脱色が同時に進みます。これらの化学反応は、染料の酸化とメラニン色素の脱色にとどまらず、毛髪の内部にも影響を及ぼし、細胞膜複合体の破壊やタンパク質の流出、ケラチンの酸化を引き起こします。

その結果、毛髪が水分を保持する機能が低下し、パサつき、ハリやコシがなくなる、ヘアスタイルの持ちが悪くなるなどの問題が発生します。また、毛髪の表面の紋理も変化し、キューティクルが剥がれて毛皮質が露出するため、光沢が失われ、弾力や張力が低下します。こうした損傷は、染毛を頻繁に行うほど進行し、枝毛や切れ毛の原因にもなります。

このような現象を防ぐためには、毛髪の状態をよく見極め、施術時の条件を適切に決めることが大切です。また、施術後はトリートメントなどで十分にアフターケアをして、毛髪を健康な状態に保つ必要があります。

ヘアカラーの歴史

ヘアカラーの歴史

ヘアカラーの歴史は、古代エジプトの時代にまでさかのぼります。当時の女性はヘナやコチニールなどの天然染料を使用して髪を染色していました。中世ヨーロッパでは、ブロンドの髪が美の理想とされ、女性たちは過酸化水素やレモン果汁で髪を漂白していました。19世紀に入ると、合成染料が開発され、ヘアカラーの選択肢が拡大しました。1950年代には、毛髪を明るくするブリーチ剤が広く普及し、ヘアカラーの革命をもたらしました。現在では、さまざまな種類のヘアカラー製品があり、好みの色やスタイルに合わせて選択することができます。

ヘアカラーの目的

ヘアカラーの目的

ヘアカラーにはさまざまな目的があります。

最も一般的な目的は、自分の髪の毛の色を変えることです。髪を染めることで、自分に合った新しい色や、トレンドのスタイルを楽しむことができます。また、ヘアカラーは白髪をカバーすることにも役立ちます。白髪染めは、白髪を目立たないようにし、若々しい印象を与えることができます。

さらに、ヘアカラーは髪の毛にハイライトやローライトを加えることで、深みと立体感を出すことができます。ハイライトは髪の毛の一部分を明るくし、ローライトは暗くします。これらを組み合わせることで、髪の毛に動きやコントラストを生み出すことができます。

ヘアカラーの種類

ヘアカラーの種類

ヘアカラーの種類

ヘアカラーには、大きく分けて次の4種類があります。

* –パーマネントカラー– 髪の内部まで色素を浸透させ、髪質を変えてしまうカラー。持続力は長く、約1~2か月間持続します。
* –セミパーマネントカラー– パーマネントカラーよりも持続力が短く、約2~3週間持続します。髪内部の色素を完全に変えるわけではないので、徐々に落ちていきます。
* –ファッションカラー– 明るめの色や派手な色など、通常のカラーでは出せない色味を実現できるカラー。持続力はさらに短く、約1~2週間で落ちていきます。
* –ブリーチ– 髪の黒色色素であるメラニンを分解し、髪色を明るくするカラー。髪へのダメージが大きく、メンテナンスが必要になります。

永久染毛剤

永久染毛剤

永久染毛剤は、髪の毛の構造を変えて、半永久的に色を変える染料です。髪のキューティクルを傷つけずに、髪の内側のコルテックスに作用します。このタイプの染毛剤は、黒髪を明るい色に染めるのに適しています。また、白髪を染めるのにも効果的です。ただし、ブリーチ剤と組み合わせると、髪へのダメージが大きくなる可能性があります。永久染毛剤を使用すると、根元が伸びてくると、色褪せや退色を防ぐために、定期的なタッチアップが必要です。

半永久染毛料

半永久染毛料

半永久染毛料は、名前の通り、永久ではないものの、半永久的に色が持続する染毛剤です。通常のカラー剤とは異なり、髪の内部まで浸透せずに、髪の表面に付着します。そのため、髪にダメージを与えにくく、退色しても派手な色にならないのが特徴です。また、ブリーチ剤を使用しないため、髪を明るくすることはできません。

このタイプの染毛剤は、白髪染めや、元の髪色から大きく変えずにニュアンスチェンジしたい場合に適しています。また、サロンでの施術だけでなく、市販の製品でも気軽に使用できます。ただし、色持ちは通常1〜2ヶ月ほどと、他の染毛剤に比べて短く、徐々に色落ちします。

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