知っておきたいコスメ用語『指定成分』

知っておきたいコスメ用語『指定成分』

コスメ初心者

先生、指定成分って何ですか?

コスメマニア

指定成分とは、アレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性がある成分のことだよ。

コスメ初心者

そうなんですね。それはいつから義務づけられたんですか?

コスメマニア

1980年9月だよ。当初は102成分が対象だったけど、2001年から全成分表示が義務づけられたんだ。

指定成分とは。

アレルギーを引き起こす可能性がある「指定成分」とは、化粧品に使用される特定の成分のことです。1980年9月、厚生労働省はパラベン、香料、合成界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤など102種類の成分を指定成分として告示しました。

これにより、消費者は化粧品を購入する際に、自分の肌に合わない成分が含まれていないかを確認できるようになりました。その後、2001年に厚生労働省が専門家や消費者団体で検討を重ねた結果、化粧品には全成分を表示することが義務付けられました。ただし、医薬部外品については現在も従来の103種類の指定成分表示が適用されています。

指定成分とは何か

指定成分とは何か

指定成分とは、化粧品において厚生労働省が定めた特定の成分のことです。人の健康や安全に重大な影響を与える可能性があると考えられている物質で、使用や配合量が厳しく規制されています。指定成分に指定されるのは、重篤な皮膚障害やアレルギー反応を引き起こすポテンシャルを有しているとされた成分です。

なぜ指定成分を表示する必要があるのか

なぜ指定成分を表示する必要があるのか

「なぜ指定成分を表示する必要があるのか」

厚生労働省は、使用によって健康への悪影響が大きい可能性がある特定の成分を「指定成分」として定め、化粧品に表示することを義務付けています。これは、消費者がこれらの成分が配合されていることを認識して、使用するかどうかの判断をできるようにするためです。指定成分はアレルギーや刺激を引き起こしたり、長期的な健康への影響が懸念されたりするため、使用を避けたいと考える人もいます。義務付けられた表示により、消費者は安心して化粧品を使用し、自分の健康を守ることができます。

指定成分の表示義務化の歴史

指定成分の表示義務化の歴史

指定成分の表示義務化の歴史

指定成分の表示義務化の起源は1970年代に遡ります。この頃、化粧品に含まれる一部の成分がアレルギーや皮膚炎を引き起こすことが問題視され始めました。そこで、政府は、特定の成分を化粧品に配合する場合には、ラベルにその成分名を明示することを義務づけました。

その後、アレルギーを引き起こす成分の調査が進むにつれて、表示義務対象の成分は徐々に追加されていきました。1997年には、26種類の指定成分に関する表示義務が法制化され、現在に至っています。

全成分表示の義務化

全成分表示の義務化

全成分表示の義務化によって、すべてのコスメ製品に、その製品に含まれているすべての成分を記載することが義務付けられました。これにより、肌に合わない成分やアレルゲンを避けることができるようになり、消費者の安全性を高めることが目的です。全成分表示は通常、パッケージの裏側や製品の公式サイトで確認できます。成分名を調べて、自分に適しているかどうか判断することが重要です。

医薬部外品の指定成分表示

医薬部外品の指定成分表示

医薬部外品の指定成分表示
医薬部外品とは、化粧品や医薬品の中間に位置するもので、化粧品よりは薬効があり、医薬品よりはリスクが低い製品です。医薬部外品には、法律で定められた有効成分が含まれています。これらの有効成分は、指定成分と呼ばれ、製品のラベルに表示する必要があります。指定成分には、美白効果や保湿効果、殺菌効果などがあります。指定成分が表示されていることで、消費者はその製品がどのような効果があるのかを簡単に知ることができます。

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